第2回卒業証書授与式が行われました

◆3月1日(金)第2回卒業証書授与式が挙行されました。                                                  

 坂東清風高校2期生115人が巣立ちました。

 コロナ禍に入学し、苦しい中でしたが、初めての清風祭を立派にやり遂げるなど、本当によく頑張ってくれたと思います。

 校長の私からは、英国の歴史家トーマス・カーライルのNo pressuer,no diamondsという言葉を贈りました。

 プレッシャーを乗り越え、輝いて欲しいと思います。

  

  

   

式 辞
 木々の芽吹きが始まり、春の息吹を感じる今日の佳き日、茨城県立坂東清風高等学校の二回目の卒業証書授与式を、多くのご来賓、ご家族の参列をいただき、かくも盛大に挙行できますことは、卒業生はもとより、教職員にとりましても大きな喜びであります。
 ただいま、卒業証書を授与されました百十五名の皆さん、卒業おめでとうございます。入学以来たゆまぬ努力を積み重ね、めでたく今日の日を迎えました。
 皆さんは、中学校生活真っ只中の令和二年三月、「一斉休校」になり、大きな変化を余儀なくされました。本校に二期生として入学し制限のあるなかでも新しい生活様式を受け入れ、本校生らしい学校生活を全うしてくれました。初めての清風祭、体育祭などの行事を立派にやり遂げ、新たな歴史を作り上げてくれました。学習や部活動においても全力で取り組んでくれました。野球部では、公式戦の初勝利、陸上競技部では関東大会への出場、農業では鑑定競技全国大会への2年連続出場や、バーチャル会社経営発表会での教育長賞受賞など、様々な分野で坂東清風高校の名前を高め広めてくれました。
 さて、卒業にあたりイギリスの歴史家、トーマス・カーライルの言葉を贈ります。No pressure, no diamondsです。意味は「圧力がなければ、ダイヤモンドは生まれない」。ダイヤモンドは炭素に高い圧力がかかって作られます。実社会では時にプレッシャーは眠っている才能を叩き起こしてくれます。プレッシャーを受けても乗り越えてダイヤモンドのように輝いてください。
  ご家族の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。慈しみ大切に育ててこられたお子様の立派に成長されました姿に、感慨もひとしおのこととご推察申し上げます。高校生活を経て、頼もしい大人へと成長されました。この間皆様方には、温かいご支援と多大なるご協力を賜りまして、心から厚くお礼を申し上げます。今後も引き続き、お力添えのほど、よろしくお願いいたします。
終わりに、卒業生の皆さんひとり一人が、それぞれの世界に向けて力強く旅立ち、その前途が洋々たることを願って式辞といたします。

令和六年三月一日 茨城県立坂東清風高等学校 校長 渡邊 聡